MacPro Early2009 Dual CPU版のアップグレードをしようと思い、いろいろ調べてたところ、CPUの交換には殻割りが必須という事が判明して、殻割りに初チェレンジする事に!?
自分なりに色々調べた結果ですが、実際にチャレンジする場合は自己責任でお願いします!
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初めてのCPU 殻割り Xeon X5680 #1 前編 – How To Delid a CPU
初めてのCPU 殻割り Xeon X5680 CPU殻割り#1 後編 – How To Delid a CPU
前代未聞!?ほろ酔いでCPU (Xeon5680)を2個同時に殻割りする!#2 後編 – How To Delid a CPU
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CPUの殻割りに必要な物
硬いカード(今回はSIMカードをとったあとのカードを使用しています)
金属ヘラor剃刀みたいなもの(カードを使う場合は不要)
アイロン(出来れば有線)orヒートガン(どちらかは必須?)
CPUグリス(安物でOKでアイロンの場合のみ使用します。)
ガラスor陶器製の耐熱性容器(アイロンの場合のみ使用します。)
エタノールorグリスリムーバー
度胸と折れない心(必須w)
CPU殻割りはなぜするの?(メリットとは)
CPUとヒートスプレッダの間の半田?グリスを別の物にして冷却効率を高める点です。
ただしかし、Mac Proに限って言えばEarly2009以降は必須になるようです。
搭載されているXeonが殻割り状態の物のため、交換するCPUも必然的に殻割りしたものでないと受け付けないようです。
Mac ProのCPUアップグレードにはCPUの殻割りが必須!
だから、CPUの殻割りに初挑戦しました。
その模様と注意点などをまとめたので、殻割り初心者の方は参考にしてみて下さい。
初のCPUの殻割り開始!
今回はヒートスプレッダの凹んでる部分を基点に殻割りをスタートしました。
この部分は接着されていない為、比較的簡単にカードが入ると思ったためです。
慎重にカードの薄くした部分を差し込んでいきます。
XeonはCPUコアの回りにコンデンサがある為、これらを傷つけないように慎重にカードを1週させます。
カードを1週させたらヒートスプレッダとCPU本体を分離させます。
ヒートスプレッダとCPUは半田?で強く固着しています。
構わずカードの厚めの部分を使い2枚で圧をかけて、取り外そうと思いました。
メキメキ音がしてますが、関係なく再度までカードを押し込んでそのままちょっと待ってると
『メキメキメキッ バキッ』というような音がしました
( Д ) ? ?
CPUコアの殻割り(物理的)に成功しました!!←駄目なヤツw
ものの見事にヒートスプレッダにCPUコアを持っていかれましたw
メキメキと音がしたら絶対にそのまま殻割りを続行しないように!
いい子の皆はお兄さんと約束だぞっ!
まあ、CPUコアが壊れるという美味しいシーンを取れたので良かったとしましょう。(約9,000円分の撮れ高があったかは不明w)
コアを破壊した後、2個目の殻割りにいく前に即効で別のXeon 5680を探しましたが、1個2万円ぐらいのしかない…
新しいCPUを買うまではMac Proのカスタムはお預け状態ですねw
気を取り直して2個目の殻割りをしましょう!
という事で2個目の殻割りに突入です。
今回は金属のヘラを使って殻割りをしました。
やはり金属は薄いので、簡単にCPUとヒートスプレッダの間に入ってくれます。
1週してある程度はがれたと思ったら、ヘラを両サイドに挟み込みます
(カミソリの刃を使う場合は4方向に剃刀を挟み込むようです。カミソリを使う場合は刃に気をつけましょう!)
アイロンを使ってヒートスプレッダを取る!
アイロンを温度中に設定します。(もちろんドライです。スチームに設定しないように!w)
ヒートスプレッダにグリスを塗りましょう。
コップに乗せます。(金属ヘラorカミソリの刃がコップに乗ってる状態)
アイロンが暖まったらヒートスプレッダの上にアイロンを乗せます。
ある程度時間がたつと、CPUが勝手に落ちてアイロンにヒートスプレッダだけが残る仕組みです。(シリコングリスでアイロンにくっ付けるため、グリスが必須になります。)
今回はワイヤレスタイプのアイロンを使ってしまったため、途中で温度が落ちてしまったので充電しながらあっためましたw
その為コップは必要なく、アイロンの充電器にCPUが無事落ちました^^
※この時CPUは非常に熱くなってるので、絶対に素手で触らないように!w
基盤の方ならいけるかな?と思って持ったら若干焼けど気味になりました…w
2個目は綺麗に殻割りが成功しました!
CPUの殻割り総評
『初心者でもきちんとした手順と、無理にヒートスプレッダを外そうとしなければきちんと殻割りは安全に可能です^^』
今回感じたのは金属製のヘラを薄く加工したものを使用しましたが、硬いカード類があればそれでも問題なく殻割りが可能です。
Rockit88という殻割りキットもありますが、DIY精神からカードで殻割りしました。
皆さんも自分で殻割りする場合は、失敗例のようにならないように慎重かつ大胆に接着剤を剥がし、ヒートスプレッダを暖めてCPUと分離させましょうw
少しでも参考になればと思います!
Core i7やi5・i3も基本的には同様の構造のはずですので、上記の手順でCPUの殻割りは可能かと思います。
※もちろんですが、この記事を参考にしてCPUが壊れたとしても責任は負いかねますのでくれぐれも『自己責任』で殻割りを行ってくださいw
初めてCPUの殻割りに挑戦し、綺麗な失敗例と成功例を体験したシュンペータでしたw